新年のご挨拶
令和6年の新しい年を迎え、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
初めに、本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の被害によって、お亡くなりになられた方に謹んでお悔みを申し上げるとともに、被害に遭われたすべての方々に心からお見舞いを申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、コロナに対応した行動制限が撤廃され、経済活動の正常化が進んだ1年でございました。
建設業においては、燃料や資機材の価格高騰により工事の採算が悪化し、逆風が吹き荒れた一年となりました。
地域建設業の経営の実状は、まだまだ厳しい状況から抜け出せておらず、若い世代の人材不足という今後に向けての深刻な課題についても、業界を挙げて力を入れているものの、なかなか展望が開けてまいりません。
しかしながら、昨年来の状況は、徐々にではありますが、地域の建設業者が積み重ねてきた地道な努力と貢献の大きさが理解され始め地元の建設業者が存在する重要性が浸透しつつあると受け止めております。
必ずやこうした変化の拡大が、これから我々地域建設業にとって大きな力になるものと思っております。
そうした意味で転換期に差し掛かっている今、業界が直面する課題に対して、地域建設業者の声を取りまとめて業界としての意見を発信し、持続可能な建設産業を目指すとともに、災害時には43万人の町田市民の生命と財産を守るべく、我々に課せられた社会的使命を果たしていかなければなりません。
年頭にあたり、このような認識に立って、当協会の発展のため諸課題の改善・解決に向けて、協会運営に当たって参りたいと改めて考えておりますので、皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様方にとって本年が良い年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
一般社団法人 町田市建設業協会
会長 佐々木 信幸